soramati.txt

No.92

ベテランの派遣お姉様が仕事を辞められて、最終出勤日にわたしに会えないからとわざわざ手紙を書いてくださっていたのを今日受け取った。
特別何か劇的な事があったわけではなかったのによく話しかけて頂いて、わたしの役職が上がってからは恐れ多くもとても頼りにしていただいた。
わざわざ手紙を書くという事はそもそも面倒だし、その日わたしがいないと知ってすぐに手紙が書ける準備があるということそのものにお姉様の人柄を感じて、そんな人が頼りにしてくれる要素が自分にあったのなら、それはとても誇らしい事だなと思うのでした。



同人誌、思っていたよりもたくさん手に取って頂いてありがとうございます。ちょっとびっくりしてしまってどうしたらいいのかよくわからなくなりこんな文章を書いています。
ありがたい事に感想もいただいており、感謝しかないです。
人と話すのが苦手で、一人で文章を書き続けて形にしないと納得できない面倒なオタクの何かがあなたの心に残ったのであれば、それをコミュニケーションと呼んでもいいでしょうか。……などと激重思想を出してしまうので一生コミュ障なのだった。



前述のお姉様やその他仕事を教えてくれた先輩お姉様お兄様諸氏のほか、
インターネットで出会った優しくかっこいいおとなのひとたちへの憧れでなんとか生きられている。
本当にご縁に恵まれており、ありがたい事しかない。

わたしもそういうおとなになれるだろうか。



どうも好き放題やっててもなんか物好きな人間が寄ってくるらしい、という幸運すぎる体験をしたのは中学生の頃でしたが、
以降ありがたい事にそれが途切れた事はなく、今日まで孤独にならずに生きております。ありがとうございます。
わたしは何を返したらいいんだろうとずっと考えているのですが、なんかそのままで良いと言われているので、とりあえず社会的にご迷惑にならないように、御礼は忘れずに引き続きやっていこうと思います。

あなたが見ているわたしはわたしの多様な側面の一部でしかありませんが、その一部に何かしら気にいる部分があるのであれば時々でいいので思い出していただけると嬉しいです。



毎日うっすらとした死にたさがありますが、同人がやめられないのでまだ死なないでしょう。好みに合えば引き続きよろしくお願いします。
合わないなと思ったらそれでいいです。わたしはわたしを大事にするので、あなたはあなたを大事にしてください。
そしてどこかでまた、縁があればよろしくお願いします。

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