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No.147

煩悩読書生活 2025年上半期編

◆最近の興味
・演劇
 ワンダショ
・妖怪
 同人誌用。雪女って何?
・科学/SF
 同人誌用だし、ワンダショ用でもある。ワンダショはいつか宇宙へ行くと思っているため。なおわたしは文系であり、難しいことは何もわからない。

◆本

・月世界旅行(ジュール・ヴェルヌ/鈴木力衛 訳)

3月のブルフェスで引いたでっけー神代さんのカードがなんかフェス限とかいうやつ?らしい。で、そのサイストでこれの話をしていたので読んだ。
で、読んだらなんか文脈でっかすぎてびっくりした。神代類に3人組を見送らせるポジションをやらすな。でもそれは自分にとっての3人だからじゃないのかも。本当の仲間とは一緒に月を目指してくれ。

この話そのものも、でっけープロジェクトXという感じでおもしろかった。フランス人が書くアメリカ人像が詰め込まれていて、いちいち表現のスケールがデカくてサイコー。


・日本妖怪大辞典(村上健司)
一つの妖怪に対してどこの地方にどう言う話が伝わってるのか出典付きで載ってて大変良い。


・桜が創った「日本」 ―ソメイヨシノ 起源への旅―(佐藤俊樹)

オタクたるもの人生で最低5回くらいは「ソメイヨシノはクローンで……」という話をしなければならないのが義務教育で定められてると思うんですけど、それってどういう事だ?とちゃんと説明できないので読んだ。
ソメイヨシノって全然新しいぞ、というのを当時の雑誌とか本とかから掘り下げていく研究で面白かった。
今はちゃんと、説明できます、たぶん。


・ともに生きるための演劇(平田オリザ)

実在の演劇やる人って演劇のことどう思ってんだろ、という興味でKindle Unlimitedから読めるもので選んだけど面白かった。あ、演劇屋さんって本当に他人を知り、垣根を少なくするツールとして演劇が有用だと信じているのかも。というのが分かってうれしい。
カーテンコールに惜別を、のミクさんと鳥のぬいぐるみくんの話を思い出しながら読んだ。


・ツインスター・サイクロン・ランナウェイ 4(小川一水)

日本全国の高校の図書室にこれ入れて青少年の性癖を歪めろ。えっちすぎ。
それはそれとしてでっけー愛の話ですが。それはそれとしてえっちすぎだろ。さいこー。
でも欲を言うならゲンドー方面もうちょっと読みたいです。


・アンドロイドは人間になれるか(石黒浩)

ここ最近でいちばん興味深い本だったかも。哲学ですこれ。
マツコロイドを知ってはいたけれど、単純に技術的にそっくりですごい代物だと思っていた。コミュニケーションとか人間の有様とかへの探究の心の方が強いのは意外だったけれど、全部読むとかなり腑に落ちてよかった。
10年前の本だけど、AI周りに対してわたしが思っていることと近しい話もあり、欲しい言語化を得られた満足感が大きい。
「人間がAIより優れている必要はないだろう」みたいな話を締めでしていたけれど、本当にそうかも。シンギュラリティはよ。


◆今後の興味
・ロボット三原則の話したすぎるので我はロボットを買ってある。読む。
・電気未も2周目の途中。
・ヴェルヌももうちょっと読みたい。今次の類バナーイベにこじつけられそうと思って大急ぎで地底旅行読んでる(まだ何も始まってない
・新書をもっと興味の赴くままに読んでいいかもと思っている。引き出しは多い方がいいから。

以上。読書おもろすぎて自分の原稿は1ミリも進んでない上半期でした。

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